プレジャーボート・フィッシングボート等のマリン製品に関する情報やイベントをいち早く発信するヤンマーマリンブログ

活魚水槽のメンテナンス

こんにちは、西日本営業部です! 

 クリスマスが終わり、一気に年末の雰囲気になりました。
年末の大掃除に向けて、今回は活魚水槽も大掃除です!!

 

それでは・・・
活魚水槽のメンテナンスのご紹介です。

 

購入から約12年のFS3000のメンテナンスからスタートしますね。

内容は、クーラーユニットの交換と点検です!

 

まずはクーラーユニット交換です。
既設のクーラーユニットに接続されている、センサーや電源線を取り外します。 

 

 

いきなりですみませんが、、、
こちらが、撤去した既設クーラーユニットです。
クーラーユニットは約50kgあり、撤去は大変でした

 

 

そして、、、クーラーガスは専門業者様に回収して頂きます。 

 

 

その間に、ろ過槽内のろ材(サンゴ)を取り出し、洗浄します。 洗浄しながらボロボロになっているろ材を選別し、新しいろ材と入れ替えます。 定期的に洗浄しないと、汚れがたまり、ろ過能力が低下するんですよ。 結構な重労働です
今回はクーラーユニットが外れているので、ろ材の出し入れはまだマシでしたが、今回も次の日に筋肉痛になりました。。。 

 

 

さて、お次は・・・
新しいクーラーユニットを設置して、配線類の接続です。 

ついでに、ブロアのフィルターも清掃します。

 

 

 

 では、、、試運転調整です。
設定温度まで海水温度が下がるか、設定温度で冷却運転が止まるかを確認します。
また、循環水量が適正か等、色々と確認するんですよ。 

 

 

最後に・・・ろ過機の外観をキレイにして、完成です。 

まだまだ現役で頑張ってくれそうです!ヤンマーの活魚水槽は丈夫なんですよ。

 

 

 

 

続いては、昨年購入して頂いたFS6000NAです。 

 

まずは、ブロアのメンテナンスです。 

FS6000NAはブロアが2台装備されています。ブロアを分解してダイアフラムの交換や、 内部の清掃を行います。 

 

 

 

そして、紫外線ランプの交換です。 紫外線ランプは切れなくても定期的に交換が必要です。 規定時間を越えると、殺菌能力が低下してしまいます。 

 

 

 

 

さぁ、ろ材の洗浄です。 

写真を見てFS3000と何か違うと思われましたでしょうか? 

 

 

そうです!

FS6000NAは空気逆洗が出来る構造になっているので、わざわざろ材を 取り出さずに洗浄出来るんです。作業する人間としては、かなり楽なんですよ!

逆洗前のろ材表面です。3ヶ月前に逆洗してるんですが、魚の投入量が多いと汚れる スピードが速いです。 

 

空気逆洗は搭載されているブロア2台の空気で行います。 ろ過槽の下にセットしてある配管から空気が出て、こんな感じでろ材を踊らせ、汚れを浮かせて排出させます。 

 

 

とてもキレイにしたいので、上からもろ材をかき混ぜます。
 滑らないように十分注意しながらの作業です。 

 

 

さてと・・・逆洗完了です。
とってもろ材がキレイになりました! 

 

 

 

続いて、運転確認です。
加温、冷却運転確認や、循環量確認等を実施します。

 

 

 

 完了!!!

 

 

 

 

活魚水槽の性能を維持する為には、お客様による日々のメンテナンス(フィルター清掃 等)、メーカーによる定期点検(部品交換等)を行う必要があります。 

 

一度しっかりと見て欲しい、部品交換して欲しい等のご要望は、
ヤンマー舶用システム㈱西日本営業部 

TEL:072-773-5863 

までお問い合わせ下さい。 

 

 


カテゴリー: 海洋商品   パーマリンク

当サイトは記事・写真・イラスト等の無断掲載・転用を禁じます。