営業統括部です
皆さん!明けましておめでとうございます!
年末年始はどのようにお過ごしになられましたか?
家族でおせち料理を食べたり、友達同士で初詣に出かけたり、充実した時間を過ごされたと思います!
それにしても寒かったですよね??
なので今回皆さんが温まるようなホットな話題をお持ちしました!!
「熱っ!」
ホット過ぎました!申し訳ございません!
これはヤンマーエンジンに欠かせないあるものの、加工現場を撮影したものです!
※火事ではございません。
何の加工現場かと言いますと・・・シリンダーブロックです。
シリンダーブロックは、エンジンの心臓であり、今回はその生産を行っているである「ヤンマーキャステクノ㈱ 松江事業部」に密着してきました!
題しまして
「○○ができるまで」シリーズ第6弾!
「シリンダーブロックができるまで」です!
まず、取材させていただいたヤンマーキャステクノ㈱について少し紹介をさせていただきます!
ヤンマーキャステクノは、2007年にマツエディーゼル㈱と甲賀精密鋳造㈱が合併し設立しました。
現在、事業部は島根県松江、滋賀県甲賀の2拠点で、今回は松江事業部を訪問させていただきました。
松江事業部は主にEYシリーズなどの大形エンジンの部品を鋳造・加工しています。
では次に生産工程について見ていきます。
1.方案設計
3次元CAD(コンピュータによる設計支援ツール)などを用いてベストな方案を計画・構築します。
2.造型
要求される形状・精度や機能に対応できるよう、慎重に型が造られます。また型は大半がキメが細かい島根県産山砂から造られています。
3.注湯
高温で溶かした鉄を型に流し込む作業です。製造工程のクライマックスともいえる重要な作業であり、熟練の技術者の手により、慎重に注湯されます。
4.加工
5面加工機、レーザー焼入機、デフリックコーティング装置など、様々な設備を駆使して完成度の高い加工が行われます。
5.組立
メタルキャップなどの部品を装備していきます。
6.検査
高精度に仕上がった製品は、さらに3次元座標測定機などで検査し、品質が保証されます。
7.完成
全ての工程を無事クリアしたエンジンだけが、尼崎工場・塚口工場に納品され、本格的なエンジンへと姿かたちを変えていきます。
このような流れでシリンダーブロックは造られます。
またヤンマーキャステクノでは、他にも様々なものも造っています。
エンジンの主要部品の大半を鋳造から造っています。
興味を持たれた方、ぜひヤンマーキャステクノのホームページをご覧ください!
URL: https://www.yanmar.com/jp/about/company/ycat/
また以前「特機エンジンができるまで」を取り上げました!
合わせてご覧いただくと、より理解が深まると思います!
URL: http://www.yanmar-marine.jp/staffblog/?p=19071
最後に「鋳造」は本当に難しい作業です。
工場の温度、砂型の精度、注湯温度、冷やす時間あらゆる外的要因が絡み、どれか1つでも欠けてしまうと、製品が完成しません。
しかしそれらを可能をしているのは、ヤンマーキャステクノが長年培ってきた技術と厳しい検査基準の賜物です。
いかがでしたか?簡単ではありましたが、どのようにシリンダーブロックが造られているかご理解いただけたでしょうか?
今回取材協力いただきました、ヤンマーキャステクノの皆様、誠にありがとうございます!
次回の「○○ができるまで」シリーズをお楽しみに!
それでは