こんにちは。
ヤンマー東日本ボートセンターです。
今回、船体のメンテナンスとして
係留艇としては欠かせないケアとして
船底塗装が思い浮かぶ事から、、、
今日は、船底塗装を中心にしたメンテナンスのご紹介です。
4月に船体&エンジン整備として
トータルリフレッシュメンテナンスとして
上架した艇でご紹介。
上架後、高圧洗浄機で洗い終えた状態です。
ぱっと見た目
遠目ですと綺麗な感じで、上架時は既存塗装面に船底塗装を重ね塗りの予定でしたが、、、
近づいて見ると、、、(・・;)
おっっ!
前回の塗料がパリパリと
剥がれ始めている状態が全体に見受けられ
オーナー様と打ち合わせした結果
表面の塗装を削りだして再塗装することに!
どんな状態かといいますと、、、
船底塗装表面を削り均すと
様子が良く確認出来ます。
元々のハル
白色系のゲルコート地
グレー色系の船底下塗のプライマー塗料
そして、黒色の船底塗料とその後の塗り重ねられた
塗料の状態が良くわかります。
当初予定していた
既存塗料面に対して、そのまま重ね塗りを行うと
剥がれかけていた塗料もろとも
剥がれ、船底塗装の防汚効果そのものも薄れます。
船体ハルに塗られていたプライマー部が均一に出るまで
削りならし、白色のハル部分も現れる為
一旦、下地プライマーを塗り
黒色の上塗り塗装を施します。
新たに
シルバー色のプライマー塗装を行い
上塗りの黒色の船底塗料を塗った状態です。
塗装面が綺麗になだらかになっています。
凹凸面が多かったりすると
水の流れにより
早期に削れたりし、再び不均一な状態となり
結果、防汚効果も得にくくなります。
最終的には
金属部は金属用の防汚塗料を塗り
仕上がりに近づいてきます。
船体FRP部や
トモ周りの塗装を施し、亜鉛も新たに交換し
船体ケアが進んでいきます。
夏シーズン前には!
久しく上架メンテナンスを行われていない場合など
海水温が上がり貝類の成長が早まる前に
一度上架メンテナンスを行われることをお勧め致します。
ヤンマー東日本ボートセンター