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EX38A 春のメンテナンス

こんにちは。

関東では気温が20℃近くまで上がり

桜も満開となりました。

あっという間に春の訪れですね。

 

 

今回は、EX38Aのメンテナンスの一例をご紹介します。

 

 

 

例年定期的にお手入れされている、EX38ですが

約1年ぶりの上架メンテナンスとなるため

まずは上架して船底とトモ周りの状態を確認いたします。

 

 

海上係留艇は出航回数や保管場所の日当たり、海水温の影響などにより

船底に貝などの付着物がつきます。

船速や燃費の低下、振動の発生要因となりますので

半年から1年の間を目処に

1回は上架し船底のコンディションを保つ事をお勧めいたします。

 

 

上架後は、高圧洗浄機で船底の汚れを洗い流します。

汚れが残ったままの状態で、船底塗料の塗り直しを行っても

早期に塗料がはがれる要因につながります。

付着物等の汚れをしっかり洗い流し、前回の塗装面まで出るよう綺麗にされる事がポイントですね。

 

 

続いてはトモ周りのメンテナンスです。

シャフトとプロペラ等の金属部は船底塗装とは別の塗装を施します。

こちらも使用していくうちに塗料が剥がれてきますので

船底塗装と合わせてメンテナンスをしていきます。

 

 

また、スラスター装備艇の場合は

トンネル内にも貝がつきます。

上架した際しか確認ができない場所ですので

こちらも忘れずにチェックするポイントです。

 

 

 

最後に今回メンテナンスをしているEX38Aには

主機前動力取出装置(PTO)が搭載されています。

(艇種や仕様・装備により異なります)

 

 

エンジンと主機前装置を連結しているゴム帯という部品(振動やねじれを吸収する)に

劣化が確認されてきたため、通常のエンジンメンテナンスと合わせて交換を行いました。

 

 

 

定期メンテナンスの際には

装備品や艤装品などのメンテナンスにも気を配る必要がありますね。

皆様も計画的にメンテナンスの実施を行い、

安心してマリンレジャーを楽しんでくださいね。

 

ヤンマー東日本ボートセンター


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