こんにちは。
ヤンマー東日本ボートセンターです。
気温も下がり、オフシーズンに近づいてきましたね。
そろそろメンテナンスを依頼される方も
多くなるのではないでしょうか。
今回は、冷却系統を中心にメンテナンスの様子をご紹介します。
①海水コシ器
エンジンの冷却水(海水)は船底弁より
吸い上げ、海水コシ器を通った後
エンジンへと向かいます。
海水コシ器では、さまざまなゴミが詰まるため
メンテナンス時には清掃が必要となります。
②海水ポンプゴムインペラ
こちらがエンジンの冷却水を汲み上げるインペラとなります。インペラはゴム製品ですので
使用頻度に関係なく、運転時間、経過年数で交換が必要となります。
交換を怠るとインペラの羽が欠け、
冷却系統に詰まったり、冷却水の汲み上げ能力が低下しエンジンのオーバーヒートにつながります。
③清水クーラー(冷却水熱交換器) コア
こちらが間接的に清水(クーラント)を冷している
いわゆる熱交換器のクーラー部となります。(写真でも少しゴミが詰まっていますね)
コアの内部は海水が通っているため、
貝や海藻などゴミが詰まりますので、重整備時など清掃が必要な箇所となります。
④清水 圧力テスト
メンテナンスの際には清水の漏れがないか圧力テストも行っています。先程のクーラー部が腐食し、エンジン内部で清水漏れを引き起こすケースもあります。
⑤エンジンジンク
船体ジンクとは別に、エンジンにもジンクが付いています。
冷却水として海水が通る箇所の腐食を抑える役割となります。
今回ご紹介した内容の一部展示品を
今週開催の横浜ボートフェア2022に出展致します。
メンテナンススタッフもイベントに参加しますので
お気軽にヤンマーブースへお立ち寄りください。
皆さまのご来場をお待ちしております。
ヤンマー東日本ボートセンター