初めまして本社営業統括部の柴崎と申します
先日、YMSスタッフはJF京都府漁連さんのお世話になり、天橋立にほどちかい栗田田井漁協さんの
定置網漁を体験してきました
定置網漁とは、漁網や漁道などを一定の海面に設置し、回遊してきた魚が自然に仕掛けに入るのを待つ
漁のことです
定置網と聞いて、一網打尽に魚を取ってしまうようなイメージをお持ちの方いらっしゃいませんか?
実は、他の漁法のように積極的に魚を追って操業するのではなく、自然に魚が仕掛けに入るのを待つ消極的な
漁法なんです。
しかも一旦仕掛けに入った魚の8割程度が逃げてしまう程、自然に優しい漁法なのです
さらに、網自体が小魚を大型魚から守る漁礁の役割を果たすなど、環境に優しい漁法として注目されています
定置網漁の大きな流れとしては、
朝5:15 港から「本船」「台船」ロープ取り用の「和船」に分乗し、定置網に向かいます。
定置網までは港から約10分。(近い)
①ウインチ(キャプスタン)でロープをたぐり、台船に網の片側を固定します。
②本船からもう片側の網を引っ張りながら、徐々に台船に近づき網に入った魚を寄せていきます。
③高級魚などを事前にタモで取り分けたあと、油圧クレーンに吊り下げられたすくい網を投入。魚は鮮度が命。すぐさま殺菌海水流動氷の入ったイケスへ移されます。
④8:00 急いで港に戻ると同時に、ポンプにて魚を自動選別機へ。
⑤自動選別機ですばやく仕分けされ市場へ出荷されて行きます。
定置網船にも多くの油圧漁労機器が設置されています。
もちろんこれらのパワーソースはヤンマーディーゼルエンジン6KHA-ET
まさに小さなものから大きなものまで動かします
栗田漁業生産組合さんでは、この獲れたての新鮮な魚を浜売りされています
オススメはサワラと剣先イカ(白イカ)。YMSスタッフも獲れたてピチピチのお刺身を美味しく頂きました
その他、定置網漁の網上見学も募集されておりますので、是非下記リンクをご参照になり
足を運んでみられてはいかがでしょうか。
JF京都府漁業協同組合連合会
http://www.jf-net.ne.jp/ktgyoren/
JF栗田漁業生産組合 田井事業所
http://www.tango.or.jp/kundaseisan/